光明瞑想学習
心をコントロールして神を臆念する、一つの方法は瞑想です。サイババは瞑想の対象として、光明(ジョーティ)を用いることをすすめていらっしゃいます。光は変化することも朽ちることもありません。一本のろうそくに灯された光は、火を移していくことによって無数のろうそくに光を与えることができます。これは神の属性である無限性を象徴していると考えられます。
光明瞑想は動き回る心を鎮め、鎮まった心を神聖光輝へと進めるものです。
サイババは、光の瞑想を次のように指導なさっています。
「ランプやろうそくに火を灯します。慣れてきたらそのように想像するだけでよいでしょう。
楽な姿勢で座ります。頭・顔・ノド・首・肩……の順に意識を向けながら各部の 緊張をほぐし、
全身をリラックスさせます。
背筋をまっすぐに伸ばし、深くゆっくりと呼吸しながら、吸う息と吐く息に心を集中させます。
このようにして心身が整ったら、「オーム」を3回唱えます。
ガーヤトリー マントラを唱えるのもよいでしょう。
それから、ろうそくやランプの炎をまっすぐ見つめます。
目を閉じた後、その光を額から内部に導きなさい。この光により、あなたは浄められます。
光をハートに下ろしなさい。あなたのハートは蓮の花であり、光が近づくにつれ、その花弁が一枚また一枚と
開いていきます。
あらゆる想念が浄められ、悪い感情は追い出されます。いま、ハートに暗闇の留まる場所はなくなりました。
光はより大きく、より輝きを増して、身体の他の部分へと移動します。
光が手に移ると、もうその手は悪いことができなくなります。
光が足に移ると、その足は愛の道具となります。
光を足から上に導き、舌に持ってきなさい。
その舌は、正しいことだけを語ります。
光を目に移しなさい。目は善いものだけを見ます。
光を耳に移しなさい。耳は善いことだけを聞きます。
こうして、明るい、純粋な感覚のみを受け入れるようになります。
光は再び頭に戻り、頭が光で充たされます。悪い想念は逃げ出していきます。
光はますます輝きを増し、外に向かいます。両親、親戚、友人、あなたの愛する者たちが愛の光で充たされま
す。そして、敵や動物、 植物、ありとあらゆる生き物、全世界が光で充たされます。
形あるものすべてのなかに、自分の中にあったその同じ光があります。
あなたは光の中にいます。光はあなたの中にあります。あなたは光です」
「しばらくその状態を楽しみ、そして光をハートに戻し、ずっとそこに保ちながら日常を送るようにしなさ
い。イエス、ブッダ、クリシュナ、ラーマ、サイババなど、自分の好きな形ある神を抱いてもよいでしょ
う。自分で選んだ神の姿はどこへ行っても炎の中心に据え、いつも共にいるようにしなさい。」
この瞑想は、朝と夕方の4時から8時の間に行うのがよいとされています。また、できれば毎日決まった、
清浄な場所で行うようにします。光明瞑想法を絶えず実践しているうちに、消すことのできない深い印象が
ハートにきざまれ、神と一体になるよう導かれます。
光明瞑想の誘導音源(日本語ー女性) 誘導動画①(英語-男性) 誘導動画②(英語-女性)